去る9月20日水曜日、29年度1回目の相談員研修会を行いました。

場所：　奈良県社会福祉センター　
　　　　　　2階ボランティアルーム

時間：　10：00〜12：00

講演：　奈良県手話言語条例の意義と経緯
　　〜共生社会の実現の中で　手話を身近に〜

講師：　一般社団法人　奈良県聴覚障害者協会
　　　　　　 理事長　村上武志氏

DVD上映：　生命のことづけ

　2013年に全国初の鳥取県手話言語条例施行以来、全国で13番目となる奈良県手話言語条例が今年4月より施行されました。その経緯と意義について村上氏よりお話ししていただきました。

　手話の認知をより確かなものにし、手話の使用をいっそう実質なものにしていくための条例です。ろう者が家族、学校、地域社会などあらゆる場面で手話を自由に使い、手話による豊かな文化を享受できる社会を目指さなければなりません。

　残念ながら現在手話を使用できる人は多くありません。また、手話を学ぶ機会も多いとは思えません。

　私たちはどれだけ聴覚障害者の方々を理解していたでしょうか。

　知的障害者を理解してもらうために、その他の障害者を理解しなければ共生社会の実現はないのではないでしょうか。

　後半のDVD上映では東日本大震災発生時の障害者の様子が映し出され、災害弱者と言われる人々の被害をできる限り少なくするために必要なことを考える機会になりました。

　大変有意義な研修会となりました。

　　知的障害者相談員委員会

　　障害者110番相談室ホットラインほほえみ