知的障害者相談員研修会を令和3年2月24日(水)
奈良県社会福祉センター5階大会議室にて実施しました。
「成年後見制度について~知的障がい者に成年後見制度はなぜ必要か~」と題し、
一般社団法人今井あったかサポート 代表 石井日出弘氏に講演いただきました。
親なき後の本人の安定した生活を維持するためには親の思いを伝え、それを実現してくれる人が必要です。
後見制度には法定後見制度と任意後見制度とがあります。
申し立ては親がすることになるので、親が元気なうちに、判断能力があるうちに任意後見契約を結んでおき、自身の判断能力が不十分になったら子供の後見申し立てを任意後見人にしてもらう条項をつけておくことも1つの方法です。
財産の管理だけでなく、生活支援(身上保護)を重視してくれる人を選ぶべきです(親が元気なうちになら見極められる)医療同意や終末ケアも親の希望を明確にしておくと安心です。
親なき後の本人のために親の思いをエンディングノートに残しておくなど、親が元気なうちにやるべきことを実践していきましょう。